早期卒業組を除き121期で４人目となる特別昇班

　8月28日（日）から青森競輪場で行われていたミッドナイトF2シリーズのチャレンジ戦で安彦統賀（埼玉・121期）が完全優勝を決めた。7月の大宮から3場所連続で完全優勝となり、8月31日（水）付けでA級2班に特別昇班となった。
　
　決勝戦には同期の安倍大成、中釜健次も勝ち上がってきていたが、安彦は自身のスタイルを貫いた。正攻法に構えた安彦は赤板周回手前から誘導員との車間を空けて後ろを警戒。残り一周まで後方の単騎勢に動きはなかったが、栗本武典が最終ホーム付近から反撃開始。気配を察知した安彦は自ら外を張りながら合わせ切る。最終2センターから外を踏み込んだ同期の安売を1/2車身振り切ってゴール線を一番に駆け抜けた。
　
　準決勝はまくりに回ってしまったことを悔やんでいた安彦であったが、決勝は誰一人前に出させることなく持ち味の地脚を生かして攻め切った。師匠は先行逃げ切りでグランプリを優勝している太田真一（埼玉・75期）。師匠の背中を追う安彦はA級1、2班戦に上がっても先行にこだわってさらなる高みを目指していく。

• 選手詳細データ

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  安彦統賀 選手埼玉・121期