南関勢は郡司浩平が前回り ~松戸競輪場~

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郡司浩平
南関ラインの先頭を志願
南関勢が強力ラインを構築

 2023年8月26日から松戸競輪で開設73周年記念「燦燦ダイヤモンド・滝澤正光杯」が行われる。初日特選の南関勢は郡司浩平-深谷知広-和田健太郎の並び。郡司と深谷に並びの経緯を聞いた。

 郡司浩平は「前回の最終日も(渡邉)雄太に前を回りたいと伝えて前でやりました。オールスター前まで(南関の)雰囲気は良かったし、結果も出ていたけど、(オールスターは)課題がたくさんあった。落車もあったし、GⅠで(みんなが)普段の走りをできていなかったですね。最近は深谷さんとの連係も多々あって、後ろが多かったけど、深谷さんの前の経験も少なくて、深谷さんは後ろの経験も少ない。こういう連係を積み上げていって、そうすると大きいところでのバリエーションも増えてきますから。今回は地元の千葉勢も多いし、前を回ることも多くなると思う。しっかりと責任を果たしたい」と南関ライン全体のことを考えて底上げを図っている。
 
 初日特選のレースに関しては「無理やりではないけど、流れの中で先手を取れればと。深谷さんは追走技術だったり、周りの動きをレースの中でやることになると思う。そういうのを今後に生かしていきたいですね」とロングスパートを示唆していた。

 番手を回る深谷知広は「郡司君がやりたいという判断に任せました。一緒に走る選手の気持ちを尊重して準備しているつもり。番手はまだまだですけど、これから自力もこっちもやっていく中で頑張りたい。(郡司とは大宮記念で連係し)踏み出しがいいし、追走をして援護をしたい。前回はいいところがなかったし、時間的にも現状維持ですね」と語った。

 眞杉匠のオールスター競輪優勝は関東ラインの結束力が生み出した勝利だった。南関勢も強力なライン構築を目指す。

小山裕哉記者

2023年8月25日 16時38分

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