初日特選は細切れ激戦

　2023年9月23日より松阪競輪場で開設73周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪」が行われる。SS班はグランドスラマー新田祐大と郡司浩平の２名が参戦。初日特選は今年のダービー王・山口拳矢や、山田庸平、菅田壱道らの機動型による激しい攻防戦が見られそうだ。

　北日本勢の機動型は福島と宮城に分かれて別線勝負になった。先頭の２人をそれぞれこう語った。

　新田祐大は「前回が途中欠場をしているし、感じをつかみたいので前でやりたかった。ここまでにはできる限りのことをしてきた」

　菅田壱道は「ナイターの競走続きでしんどくて、京王閣のミッドは欠場。１カ月はしっかり練習をしてきた。今回は違うセッティングにしてきたし、楽しみ。自力で感触をつかみたいっていう思いがありました。新田先輩もそういう感じでしたし、初日特選はお互いにやろうということに。もちろん並べる時はしっかりと並びたい」
　
　迎え撃つ中部勢は山口拳矢だ。「前回の二次予選はまくれる展開だったのにいけなかった。あれがいけないっていうのは調子が悪いっていうこと。調子が悪かったなりにはまとめられた」と前回を振り返る。「今回は日にちもないし、調整がメイン。しっかりと作戦を考えて走りたい。勝ち徹すればラインにチャンスがあると思うので」

　郡司浩平の状態面も気になるところ。「前回はあんまりいい感覚ではなかった。その後は普通の練習をしてきました。（グランプリへはGⅠ）優勝しかダメだと思っているので、賞金は気にしていない。残り（GⅠは）２枠ですし、頑張りたい」

• 選手詳細データ

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  山口拳矢 選手岐阜・117期