今年最後のGⅠ競輪祭が開幕 ~小倉競輪場~

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新山響平
昨年の覇者は賞金ランキング9位でシリーズに臨む
グランプリ出場争いの行方は?

 11月21日(火)から26日(日)の6日間、小倉競輪場において「第65回朝日新聞社杯競輪祭」が行われる。今年最後のGⅠ開催は、タイトル争いはもちろん、年末のグランプリ切符をかけて、トップレーサーの力と力が激突する白熱のシリーズだ。

 昨年覇者の新山響平(107期・青森)は現在の賞金ランキングが9位。GP出場をかけて万全の状態に整えてきた。「「優勝が1回もないので不甲斐ないが、賞金9位でここ(競輪祭)までこれたのはよかったのかなって。(今年は)自分の武器を作りあげて戦えたとは思う。(GPの出場争いもあり)いままで一番緊張している感じがある。それを自己分析できているので、自分のやることは変わらずにやりたい。計画的に追い込んできたし、疲れもとって万全でこられた。(小倉は)走りやすいかはわからないが、結果は他のGⅠよりでているかなって。昨年はラインに恵まれて1着(優勝)を獲れた。今年は先頭で頑張れるように」

 昨年のグランプリ王者・脇本雄太(94期・福井)は今年一年間、黄金に輝くチャンピオンユニフォームをまとって戦ってきたが、8月の西武園オールスターで落車をすると、肋骨骨折、右肩甲骨骨折の大怪我を負った。前回の四日市が81日ぶりの実戦復帰。今回も状態が気がかり。
 「体の違和感がある中での復帰。内容を含めてまだまだ詰めるところがあります。痛みはあるにしても、競走で変な感覚ではない。気持ちの面だったり、勘だったり、がまだまだ足りないって。(四日市の後は)地元で普段通りの練習をしたけど、まだ完全に戻っているわけではない。四日市から新車でしたけど、セッティングとかは一緒。体が戻ればなと」と、体調面以外にも久しぶりのレースを走ったことで得られた感覚もあったようだ。
 現在の賞金ランキングは8位でグランプリ出場もかかっているが「まったく意識していないですね。特段、焦りもないつもり」と平常心でレースに臨む。

 【KEIRINグランプリ2023選考用賞金獲得額】
1位古性 優作218,725,500(第38回全日本選抜競輪、第74回高松宮記念杯競輪、第32回寬仁親王牌)

2位山口 拳矢131,946,200(第77回日本選手権競輪)

4位眞杉 匠 109,378,800(第66回オールスター競輪)
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3位佐藤慎太郎129,335,000

5位松浦 悠士96,095,700

6位清水 裕友89,312,400

7位深谷 知広83,858,000

8位脇本 雄太82,529,700

9位新山 響平77,891,000

10位新田 祐大66,188,700

11位犬伏 湧也65,165,000

12位郡司 浩平62,072,400

13位守澤 太志60,382,300

14位三谷 竜生57,508,200

15位山田 庸平56,824,000

小山裕哉記者

2023年11月20日 18時34分

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