依田翔大が準決での快走誓う ~京王閣競輪場~

photo-83423
依田翔大
「気持ちが空回りしました」とレース後は反省
初日のモヤモヤを晴らす

 6月1日(土)から京王閣競輪場で開催が始まったミッドナイト競輪の『ウィンチケットミッドナイト競輪』。

 依田翔大(山梨・123期)は前検日に初日のメンバーをチェックするなり「うわっ…。米倉(剛志)さんがいる。何度もやられているから嫌だな」とぼやいたが、その不安は現実に。5レースで出走すると、前受けからの突っ張り先行を狙って誘導と車間を空けるも、結果的には米倉に出られてしまう。出られてからは引かずに番手をさばいてからまくり出て、1着こそつかむも思うようなレースができず、肩を落としながら検車場に引き揚げてきた。
 「出られたらいやだったので、突っ張ろうと思っていた。そしたら一歩目の進みが思ったよりよくて、(誘導員)早期追い抜きがよぎっちゃって。タイミングが悪かったです。もう何回先行しているだって自分が嫌になる」と後悔の念に駆られるばかり。しかし「引かなかった対応は吉橋(秀城)さんには『いいリカバリー』と褒められたし、木下(章)さんには『上を見据えるなら気にせず行くべきだった』とも言われ、ここは自分のなかで折り合いをつけていきたいし、いい経験にはなった」と収穫はあった。

 もやもやした気持ちを晴らすためにも準決勝突破へ集中を高め、本デビュー後では初の対戦となる同期の石川航大らライバル一蹴へ闘志を燃やす。

角田祐馬記者

2024年6月1日 23時55分

開催情報

ページトップへ