石田典大が地元で特別昇班達成 ~京王閣競輪場~

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石田典大
地元で勝負強さを示した
手強い同期を破り価値あるV

 6月3日(月)に京王閣競輪場でミッドナイト競輪の『ウィンチケットミッドナイト競輪』の最終日が行われ、7レースのチャレンジ決勝では、地元の石田典大(東京・123期)がまくって完全優勝。これで5月久留米、小倉に続いて3場所連続での完全優勝となり特別昇班を決めた。

 レースは初手で3番手の位置を取ると、前を取った野上竜太が赤板周回に入ると自ら誘導員を下ろして先行態勢へ。ほぼ同時に6番手から上昇した石川航大が3番手のヨコで併走したことで、石田は内で包まれる形に。そのまま隊列が変わることなら最終ホームを通過すると、1コーナーの上りで併走していた石川が遅れたところを石田が張って下げさせると2コーナーからまくり発進。逃げる野上をのみこむと後続と5車身も突き放して快勝した。

 来期からは2班への昇班が決まっている身とはいえ「あと1ヶ月とはいえ、早く上がれるなら上がりたい」と前検日から狙っていた優勝。「点数がある同期がそろっているなかで(特別昇班を)決められたら、自信を持って上で戦える」と話していただけに弾みになるだろう。確かな自信を胸に臨む1・2班戦での走りにも注目したい。

角田祐馬記者

2024年6月4日 11時30分

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