地の利がある石田典大 ~立川競輪場~

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石田典大
地脚タイプで粘り強く踏める
初日は強風に負けることなく逃げ切った。

 12月22日(日)から立川競輪場で始まったF2モーニング開催。今開催は立川競輪場で専門紙を発売している『赤競』・『アオケイ』・『サイクル』による冠杯。

 強風が吹き荒れる先行受難のコンディションで行われていたが、4レースでは地元の石田典大(東京・123期)が力強く逃げ切ってみせた。
 前検日には「ほぼ1年前に、立川で練習をするようになったので、こっちがホームバンクみたいなもの。直前にも入ったけど、風が強くて、直線で10kmくらいスピードが落ちる。相手も条件は同じですけど、それを踏まえてどう走るかですね」と直前のバンクコンディションを把握していたのもあって、力強い逃げにつながったようだ。

 準決勝は、まさかの関東地区は1人で、番手に名乗りを上げたのは初日特選組で岐阜の吉村和之。ラインができることを知った石田は「単騎だと不安だったのでよかった。前に立川を走ったときも、岐阜の選手がついてくれた。最終日でしたけど。不思議な縁があるし頑張りたい」と歓迎ムード。背中を預けて準決勝でも持ち味を発揮して魅せる。

角田祐馬記者

2024年12月22日 14時00分

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