郡司浩平が5度目の小田原記念制覇! ~小田原競輪場~

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郡司浩平
賞金パネルを持って記念撮影
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押し切り図る松井宏佑を捕らえる郡司浩平(1番車)
南関の絆で地元勢が上位を独占

 小田原競輪開設75周年記念『北条早雲杯争奪戦』は8月27日(火)に最終日が行われ、地元の郡司浩平(神奈川・99期)が5度目の当大会制覇を果たした。

 号砲が鳴り郡司浩平、松井宏佑、阿部拓真の3者がスタート取りに動き、最内枠を生かした郡司がスタートを取り切って南関勢が前受けからレースを進める。レースは青板周回となると、先頭の新村穣が後方の動きを確認し先頭誘導員との車間を徐々に空け始める。新村はそのまま残り2周半をめがけて一気に加速するとスピードを上げて先行態勢に入る。そのまま一本棒のままレースが進み、打鐘過ぎ2センター辺りから番手の北井佑季が発進。それと同時に脇本雄太が8番手からまくり上げるも和田真久留の所で止まり最終2コーナーでは後退。北井後位の松井は最終2コーナーから車を外に持ち出してスパート。最終3コーナーで先頭に立ち、最後はその後位で脚をためていた郡司がゴール前で松井を差し切った。

 「車番もいいし(新村は)前で突っ張るという感じだった。新村も思い切って行ったし、北井さんも早めに行かなといけない展開になったと思う。あとは(松井)宏佑がどれだけ引き付けるかなと。道中は余裕をもって走れたし前の頑張りに尽きる。前の選手も後ろの先輩の気持ちもうれしかった。結果、僕がいい位置を回れたし、オイシイところをもっていっていいのかなという思いもあった。しっかり皆が頑張ってくれての優勝なのでうれしいですね。(前回のオールスターから)逆に日程の間隔が詰まっていたからそのままの感覚でいけたと思う。連日、余裕をもってレースに臨めていた。(南関勢が7名決勝に進出し)記念もそうですし、G1でも1人でも多く勝ち上がらないといけないと思う。逆にこんなに勝ち上がって悩む部分もあったけど、(まとまって)並ぶと決まって、先輩が後ろを固めてくれるのはうれしかった。(今後も)やっぱりまとまるというの一つの大前提として、その時のメンバーとかレースにならないとわからないですね。今回は僕だけじゃなく全員にいい経験になったと思う。今日は今日でしっかりまとまって良かったけど、今後は前を任されても脇本さんに対応できるようにしていきたい。今回は地元で上位独占という最低限の目標はクリアできた。結果としてはいいかたちになったので、このまま次につなげられれば」

 

髙野航記者

2024年8月27日 18時20分

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