岡崎智哉が想定外の自力発動で混戦を突破 ~松阪競輪場~
目標が不発のピンチを脱出
11月14日(木)から松阪競輪場で開催されている施設整備等協賛競輪in松阪『ザ・レオニズカップ』(GIII)は、15日(金)に2日目が行われた。二次予選8レースは、岡崎智哉(大阪・96期)が、目標の上杉嘉槻が不発になるピンチを、自らの脚で打破して1着。準決勝へと駒を進めた。
伊東翔貴が、赤板で長島大介を突っ張る流れ。長島が後退したところでカマシを狙った上杉だったが、再度突っ張った伊東を叩けず、外に浮いてしまう。岡崎は3番手に降りて、迎え入れる態勢を取ったが、上杉がなかなか降りてこない。岡崎はシビアな選択を余儀なくされた。
「レースメイクは上杉に任せてた。ただ、スコーンと出られるようなレースにはならないかなとは思ってた。(伊東に突っ張られて)ああなって、浮いた時に上杉の弱さが出ちゃうんで。フワッとしたんで、内を決めて、迎え入れる準備はしたけど、降りてこなかった。あれ以上バックを踏んで長島君に行かれるのも駄目ですし、後ろには地元の谷口さんが付いているんで(切り替えた)」
ただ、その上杉は谷口明正に迎え入れられて、岡崎の後ろに降りる。ラインの先頭と、番手が入れ替わる珍事が発生した。
「(上杉が後ろに入って)びっくりしましたよ。変な形にはなるけど、これで俺が前々に踏んでいけば、ラインで決まると思った。でも、上杉はもうきつかったんでしょうね。どうあれ上杉と決めたいと思ってたんですけど、お互いに意思疎通がしっかりできていなかったのが反省点ですね」
ライン決着とはいかず、1着でも手放しでは喜べなかったが、自力で混戦を突破したのは大きな収穫。「セッティングをいじったら失敗したんで、元に戻します」と、上積みもありそう。準決勝10Rは、畑段嵐士に前を任せ、今度こそ呼吸の合った連係を見せる。
2024年11月15日 18時48分
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選手詳細データ
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岡崎智哉 選手大阪・96期