アクシデント乗り越え岡崎智哉が白星発進 ~松戸競輪場~

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岡崎智哉
上昇気流に乗っていくか
手応えをつかみ復調を実感

 松戸競輪F1ナイターは20日(土)に初日が終了。10Rでは残り2周半で落車のアクシデントが発生したが、それを跳ね除けて岡崎智哉(大阪・96期)が1着スタートを切った。

 誘導が退避したタイミングの残り2周半で、伊代野貴照が岡崎の後輪に接触して落車(伊代野は過失失格)し、小林信晴も乗り上げてしまう。突然援軍を失った岡崎は、最後方の5番手で脚をためるしかなかった。
 「びっくりしましたね。何があったのか…。もうああなったら、一発を狙うしかなかったですね。裸逃げになっちゃうし、2コーナーまくりしかできない。ただ、それだとカマシにいくタイミングを逃して仕掛けてるし、相手もペースなんで、まくりの出は悪かった。ラインがあれば赤板と、最終ホームは行けたかな。単騎でも最終ホームで行っちゃっても良かったかもしれないですね」

 思わぬアクシデントに見舞われたが、それでもやはり底力が違った。先まくりの宮崎大空のさらに上を踏み上げていき、ゴール前でとらえての1着。レース後は安堵の表情を浮かべた。
 「出が悪いなかでもまくり切れたんで良かった。感触も良かったですね。一歩一歩トルクがかかって踏み上がっていく感触。納得できる感じっていうか、調子が上がってるなって感じられました」

 一時期は腰痛の影響でリズムを崩したが、着々と状態も上向いている様子。準決勝は混戦模様の11Rに登場。豪快に一撃を決めて、連勝を果たしてもおかしくないデキだ。

熊谷洋祐記者

2023年5月20日 21時53分

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