郡司浩平が「玉藻杯争覇戦」G3を制覇 ~高松競輪場~

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郡司浩平
賞金ボードを掲げる
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②郡司浩平は①犬伏湧也をゴール前でとらえ③成田和也が2着に入った
松阪記念に続いて2週連続の記念優勝

 2月2日、高松競輪場で開設74周年記念「玉藻杯争覇戦」G3の決勝が行われた。レースはまくった犬伏湧也の後ろをさばいた郡司浩平がゴール前でとらえて優勝。郡司は先週の松阪記念に続いて2週連続の記念優勝で通算23回目のG3優勝となった。

【レース経過】
スタート争いは成田和也が制して田中太我を迎え入れ、この2人が前受けを選択。3番手には犬伏湧也のラインで郡司浩平は7番手からレースを進める。田中は赤板前に誘導との距離を空け始め、郡司の上昇を突っ張る。すると郡司は成田の後ろに入り3番手の位置を確保。車を下げた犬伏は打鐘過ぎ2センターからの巻き返し。抜群の加速力で前団に迫って行くと、郡司も合わせて出ていくが、犬伏が1コーナー付近で先頭に出切る。出られた郡司は島川将貴をさばいて位置を確保。その間に犬伏との距離は空いてしまったが、徐々にその差を詰めていき、ゴール前でしっかりと、とらえた。 

【優勝者 郡司浩平選手インタビュー】
「今回は4日間、自力で出来過ぎなくらい動けたと思う。スタートは失敗だったけど、田中君が前を取って、(郡司を)切らせて、行かせてのレースはしないでしょうし、そのあとの対処としては突っ張られて、あそこを狙えるように。(位置を取ってからは)車間を空けながら詰めつつ、(犬伏を)気にしていたけど、犬伏君は力があるので、来ていて、反応した感じです。自分のタイミングではなかったけど慌てて踏んで、行かれるスピードだったので1センターで合って、そっち(犬伏の後ろをさばく)に頭を切り替えた。正直、けっこう空いていて、(とらえられる)感覚はなかったけど、犬伏君のスピードが落ちてきて詰められた。グレードや格付けに関わらず、どうすれば1着を取れるのか、というのを考えている中での優勝。今年に入って、1着を取って、なおかつラインとして決めたいと思っていて、ラインは大事ですけど、人気になる以上は取りこぼさないようにと自分にプレッシャーをかけている。自分に厳しくしてそこで結果が出ているので自信につながっています。(次は奈良記念で)少し詰まっていて練習で追い込めなかったりするけど12月にできていましたし、気持ちが切れていないのと、もっともっと上にと思っているので問題ないかと思います。与えられたレースで1着を目指して、まず、勝てるように走って、その結果、G1優勝をしたい」

小山裕哉記者

2025年2月2日 18時13分

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