和田真久留が混戦を断ち3度目のGⅢ制覇! ~四日市競輪場~


力強いまくりでシリーズリーダーの意地を見せる
3月16日に四日市競輪場でBNR 大阪・関西万博協賛(GⅢ)「ベイサイドナイトドリーム」の最終日が開催された。12RにはS級決勝が行われて、和田真久留(神奈川・99期)が最終1センター付近から狭いコースをまくり上げて番手の諸橋愛を振り切り、2020年8月の小田原記念以来となる通算3度目のGⅢ制覇を達成した。
【レース経過】
号砲とともに内枠3車と外枠2車が飛び出し、3番車の瓜生崇智がそれを制して前受けからレースをスタート。赤板で後ろ攻めとなった和田真久留が瓜生を押さえると、その動きを追った中井俊亮がさらにその上を切って、打鐘で三浦翔大がカマシを敢行。三浦が打鐘2センター付近で中井を叩き切るも、北日本勢に乗った瓜生がそのままスピードに乗ってまくり上げ三浦と踏み合いになる。三浦をまくり切れずに終わった瓜生が一杯になると、和田が逃げる三浦と瓜生の間を縫ってまくり上げ、その動きを諸橋愛も巧追。最終3コーナーでは逃げる三浦を和田が捕らえて先頭に立つも、最終バックでは番手発進した阿部力也が諸橋と絡み、小倉竜二、阿部、三浦の3名が落車。直線は絡まれながらも凌いだ諸橋がまくり切った和田の車間を詰めるも、そのまま和田が1/2車身差で諸橋を振り切り先頭でゴール線を駆け抜けた。
【優勝者 和田 真久留 選手インタビュー】
「初手は失敗したけど、まあいいかなと。イメージはまずは押さえて、全員を動かしてからホームで行く感じでした。(ピッチが)速かったけど、瓜生君も行ったのでそこはすかさず行きました。本来は外を行きたかったけど、今回から新車に換えて流れすぎてしまい詰まった。あんまり自在な動きより、踏み切って諸橋さんとゴール前勝負できればと思っていたので。変なかたちにはなったけど、ラインでゴール前勝負できたのは良かったかなと。(今節は)調子は全然良くなかったけど、フレームにも助けられながらでした。(決勝も)勝ちたいけど勝てないかなだろうなとは思っていたんですけど。体調が良くなって、練習を積んで、今のフレームと噛み合えば良くなると思う。(今後は)自力の場面も増えるような気がしますね」
2025年3月16日 21時57分
-
選手詳細データ
-
和田真久留 選手神奈川・99期