山崎芳仁が番手まくりで5年ぶりのGⅢ制覇! ~前橋競輪場~

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山崎芳仁
賞金プレートを掲げて記念撮影
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番手発進した山崎芳仁(9番車)が切り替えた小倉竜二(2番車)を振り切る
ラインの絆で通算18度目のGⅢ優勝をつかむ

 3月30日に前橋競輪場で施設整備等協賛競輪in前橋(GⅢ)「桜花爛漫!まえばし春風賞」の最終日が開催された。12Rには決勝が行われて、山崎芳仁(福島・88期)が最終バック付近からの番手まくりを決めて、2020年1月のいわき平記念以来となる通算18度目のGⅢ制覇を達成した。

【レース経過】
号砲とともに5番車の高橋晋也が飛び出し、内枠3車がけん制している間にS取りを決めて福島勢が前受けからレースをスタート。その後は青板の1センター付近から後ろ攻めとなった和田真久留が進出を開始するが、高橋が突っ張り和田は最後方まで車を下げる。レースは打鐘までスローペースで進み、前中団となった佐々木豪が追い出し気味に車を外に持ち出すと、高橋が打鐘3角で一気に踏み込み先行態勢に入る。後方となった和田は巧みに関東勢の間に切り込み四国勢の後位を確保し、掬われた篠田幸希がそのまままくり上げるも小倉に振られ1センター付近で減速。最終バックでは佐々木のまくりに合わせて山崎が番手から発進し、切り替え追った小倉を寄せ付けず先頭でゴール線を駆け抜けた。

【優勝者 山崎 芳仁 選手インタビュー】
「「(優勝できたのは)晋也君のおかげですね。思ったよりペース先行で、あとは踏んでおいて誰かきたら入れてって感じだったと思う。(最終バック付近では)下手にブロックすると小倉さんにさばかれそうだったし踏んで良かった。佐々木豪も強いのは知っていたので。合わせて踏んだら(佐々木が)止まっている感じがあって、そのまま踏んだ。今回は前に助けられました。歳的にも強くなることはないけど、こういう時に勝てるように練習をしておきたい。(地元いわき平でのグランプリ開催が決定し)タイムスリップしてくれればいいけど、まだ(出場を)諦めていないので。まだGIにも出れるし、常に決勝を目指してその中で優勝できれば。(当所ではGI優勝の実績もあり)あの時も番手まくりだったし、後輩の力に助けられています」

髙野航記者

2025年3月30日 17時49分

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