町田太我、西田優大の地元若手が躍動 ~広島競輪場~
悲願の地元記念制覇に向けて好発進の町田
12月20日に広島競輪場で開設73周年記念『ひろしまピースカップ』の初日が行われた。約3年のリニューアルを経て再開した広島競輪場。改修後初の記念開催となる今シリーズは地元勢が気を吐く走りを披露している。
8Rに登場した地元のホープ・西田優大は赤板過ぎ1センターから進出を開始すると、カマしてきた磯島成介を1車受けて冷静に2番手を確保。その後は後方から仕掛けた大石剣士に合わせて最終2コーナーからの発進し、番手を回った西岡拓朗と地元決着へ導いた。
「地元は初めてだったので、めちゃくちゃ緊張しました。声援は聞こえましたけど、僕は緊張が増しました。(別線が)切って、切ってのところを行ければと思っていましたけど、すかさず来たので、そこは出そうと。一人で来たのでよかったです。あとは行けるところからでしたけど、大石さんを合わせられると思って2コーナーからでしたね。緊張は日に日にとれていくと思います。(インフルエンザになったが)3週間、練習をできていたので、大丈夫です。明日から格上との対戦になるので、自分の力を出しきれれば。まずは内容ですね」
11Rには町田太我と大川龍二の地元勢が強力布陣で臨んだ。一旦は菅野航基に出られた町田だがすかさずの巻き返しを敢行。大川もしっかり付け直すと、町田が逃げ切り地元ワンツーを決めた。
「突っ張りで行こうかなと思っていたけど、無理矢理来るようなら臨機応変にと。菅野が無理矢理来て、(齋藤)登志信さんが離れていたので、追い上げが来る前に行った方が決まるかなと。駆けた時に後ろの状況はわからなかったけど、併走は見えていた。でも大川さんは強いし、(併走は)勝ってくれるだろうと。マイペースでいつも通り踏み直せた。大川さんも脚を使っていたし、すんなりだったら抜かれていたと思う。これでウィナーズカップの特選にも乗れそうですね。すごく感じはいいです。しっかりケアをして臨みたい」
2日目の二次予選は西田が6Rで山口拳矢を、町田が7Rで小林泰正ら強敵たちを迎え撃つ。
2025年12月20日 19時03分
-
選手詳細データ
-
町田太我 選手広島・117期