頂点への道のり!!松浦悠士 ~松戸競輪場~

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松浦悠士
自転車の検査を終えてポーズをとる
感謝を忘れずに

 11月4日~6日の日程で開催される松戸競輪F1に、現在賞金ランキング9位の松浦悠士(広島・98期)が登場。次回には競輪祭G1を控えており、ビッグ直前の大事な一戦となる。「呼んで貰った以上は責任を持って走る。それが僕の基本的なスタンス。(怪我とかの)リスクもあるけど、施行者さんも来てほしいと思って呼んでくれている。なので期待に応えられるように。競輪は自分だけでやっているわけではないし、走らせて貰っている感謝の気持ちを忘れたことはない」と周囲への感謝を口にしながら3日の前検日に愛車を組み立てていた。
 ビッグレースの前に色々試す為に1場所走る選手がいる中で、松浦は「何かを試すために走るのではなくて、走ることが大前提にある。走るのは当然で、その上で何かを試すってことはあります」と順序が逆だと教えてくれた。その上で今回について尋ねると「しっかり自力で動く。人気になるので完全Vも狙う。でも自分一人だけのレースではなくて、ラインでしっかり決めることが大事。しっかりレースを作って3日間ラインで決めたい」と語った。
 毎年この時期になると競輪ファンの目は賞金ランキングに注目が集まる。G1のタイトルを取れば年末の競輪グランプリ出場が確定するが、それ以外に出場する為には約11カ月(選考期間2019年1月~11月競輪祭最終日)の獲得賞金で上位に食い込まないといけない。その為、特に当落線上にいる選手は気の休まる暇がない。
 松浦は「他の選手が勝たなければいいとか、どうこうとかではなくて、賞金ランキングの下の選手が獲れるチャンスを僕が獲れるように走ればいいだけの話ですよ。競輪祭で確定板に乗れればグランプリは見えてくると思う」とライバル達のことは気にせず、自分の走りに集中する。
 「グランプリは出たいじゃなくて、獲りたい。出ないと獲れないですから。グランプリは(清水)裕友を抜ければ優勝。(出場が決まれば)裕友を抜く練習だけします」

本吉慶司記者

2019年11月4日 14時26分

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