磨き上げる決め脚!!佐藤慎太郎 ~四日市競輪場~

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佐藤慎太郎
自身2度目のG1タイトル奪取へ目の色を変える
価値ある2着を積み重ねて

 別府で行われた今年初めのG1全日本選抜競輪で準Vと好スタートに成功した佐藤慎太郎(福島・78期)。8月名古屋オールスター競輪で準V、9月松阪の共同通信社杯でも準Vと確実に賞金を積み重ね、賞金ランクは11月8日時点で第3位。13年ぶりのグランプリ出場をほぼ確定させた上で、今年最後のG1競輪祭を見据えている。
 「今年はあそこ(別府)から始まりましたね。今年は2着が多いですけど、前を抜けずの2着じゃなくて着がない位置から突っ込んでの2着ですから。優勝だって1度(いわき平F1の優勝)だけ。でも勝ちのある2着が本当に多い」
 昨年は98走して26勝を挙げているが80走して12勝と勝利数は半分にもみたない。それでも確かな手応えと自信を胸にグレードレースを戦い抜いてきた。
 「今まではどこどこのG1に向けてって考えて計画的に調整したりもしていたけど、今年はどこを目標と決めるのではなく、しっかり目の前のレースに集中してやってきた結果が今の位置なので。グランプリはまだうっすらと先にある感じですね。今回(四日市記念)もあるしまだ競輪祭もある。寛仁親王牌で思ったけど、新田(祐大)とワッキー(脇本雄太)がいなかったからガラッと変わったというか全然、違った。正直、競輪祭は誰が獲ってもおかしくないでしょ? 俺を含めて(笑)というかそこまでみんなに差がない。(渡邉)一成は本気で獲りに来るだろうし、(小松崎)大地も調子を上げている。楽しみですね、本当に。やっぱり獲ってグランプリってのが一番カッコいいから(笑)グランプリのことは(競輪祭が)終わってから考えます。新田(の強烈なダッシュ)対策はしっかりとしないといけないとは思っているので」
 

細川和輝記者

2019年11月8日 21時30分

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