青柳靖起が特別昇班 ~小倉競輪場~

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青柳靖起
18連勝でのS級特別昇級を狙う
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魚屋周成
S級復帰を目標に年末まで勝負駆け
ロングまくりで後続を千切る

 青柳靖起(佐賀・117期)が11月10日の小倉ミッドナイト競輪の最終日、8レースのチャレンジ決勝戦で優勝。10月別府ミッドナイト、同月高知ミッドナイトに続く3場所連続の完全優勝でA級2班への特別昇班を決めた。

 決勝戦は同期の仁藤秀(静岡・117期)との2分戦。後攻めの仁藤が赤板の2コーナーで押さえて先行態勢を取る。前受けから5番手まで下げた青柳は打鐘の4コーナーからロングまくりで襲いかかる。合わせて踏み込んだ仁藤は2コーナーで青柳と接触して落車。関根彰人(福島・94期)も巻き込まれる。そのまま後続を突き放した青柳が先頭でゴールを駆け抜けた。
 「失格かと思ったんで良かったです。(仁藤と)タイミングが合って完全に合わされてしまった。どうするか迷って1回休んで、2コーナーからもう1度、踏みました。1、2班戦でも自分のレースをしっかりできるように。九州を代表する選手を目指して頑張ります」
 A級2班への特別昇班は鈴木陸来(静岡・117期)に続き、今年7月デビューの117期では17人目。同期との出世争いに遅れを取っているが、卒記チャンプの肩書はダテではない。1、2班戦は無敗でS級まで一気に駆け上がる。

 また9レースのA級決勝戦は魚屋周成(大分・99期)が4年ぶりの優勝を飾った。後ろ攻めから切って吉岡伸太郎(愛媛・105期)の3番手を確保すると、伊藤大彦(徳島・89期)の内からまくって抜け出した。
 「コースがなかったんで、あそこしかないと思いました。無理やり内から行ったけど優勝できて良かったです。これで考えてもいなかったS級点が見えてきたので、それを頑張りたいですね。まだまだ上位で戦うには改善しないといけないことがたくさんあります」

笠原裕明記者

2020年11月10日 23時58分

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