高木佑真が強豪に挑戦 ~松山競輪場~

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高木佑真
磨きをかけたタテ脚で2強に割って入る
4日制シリーズ初の決勝進出を目指す

 ナイターのG3シリーズ「第13回国際自転車トラック競技支援競輪」は6月11日に2日目が行われた。前半戦のガールズケイリン予選2は鈴木美教(静岡・112期)、山原さくら(高知・104期)、佐藤水菜(神奈川・114期)がそれぞれ連勝を飾った。

 連勝で勝ち上がった3人以外で動きが光ったのは高木佑真(神奈川・116期)だ。ガールズ予選2の2レースは人気の山原さくらの仕掛けに合わせて先まくりで抵抗。踏み負けて2着に敗れたとはいえ、格上選手を苦しめた内容は評価できる。
 「山原さんに合わせて踏んで力勝負しようと。初日の反省を生かして、上手く展開がはまりました。それでも山原さんに勝てなかったので、力の差は感じました。これで勝てれば自信になったんですけどね。面白いレースはできたと思います」
 近況は積極的な自力勝負を基本に、コンスタントに決勝に乗っている。上を目指して一歩ずつ階段を駆け上がっている。
 「4日制シリーズは今回が2回目。デビューしてすぐの(19年8月)川崎で走っているんですが、その時の成績はボロボロで弱かったです。最近は点数も上がってきているし、力はついてきていると思います。練習でもいいタイムが出るようになりました。昔みたいに駆けて簡単に行かれるようなこともなくなりましたね」
 3日目準決勝の2レースは山原さくらに鈴木美教もいる強力なメンバー構成だが、強い気持ちで立ち向かう。
 「力勝負して勝つのが理想だけど、いまの自分の脚では敵わない。だからといって諦めるんじゃなくて、上手く走って崩すことができれば。波乱を起こしたいですね。最低でも確定板には上がって、決勝に乗りたいです」
 4日制シリーズ初の決勝へ。流れに応じた立ち回りで金星を狙う。

 3日目の12日は男女ともファイナル進出をかけた準決勝が争われる。昼は福井、夜は松山でリレーG3開催をお楽しみください。

笠原裕明記者

2021年6月11日 23時52分

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