田口勇が上位戦で鮮烈デビュー ~松戸競輪場~

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田口勇介
戦うステージを一つずつ上げていく
別線に手も足も出させず

 松戸競輪ナイターF2は29日に初日が行われた。11Rでは、特別昇班後で初戦を迎えた田口勇介(秋田・119期)が突っ張り先行で逃げ切り、A級1、2班戦のデビュー戦を白星で飾った。
 特班初戦は117期の水森湧太との二分戦。決して楽な構成ではなかったが、スタートで前を取った田口は、残り2周半で迷わず水森を突っ張った。
 「今までで一番緊張しました。1、2班戦でもスタイルは変えずに積極的に行こうと思って突っ張った。緊張で気持ちに余裕がなくて、ずっと踏みっぱなしになっちゃいましたね。もっとちゃんと休めるところは脚を回さないといけないし、もっと直線で踏み直せないとだめ。2日目以降はそこを意識していきたい」。
 別線に何もせず、ライン3人で上位独占。初戦としてはこれ以上ない内容と結果だ。
 「ラインで決まったのが嬉しいです。元々ダッシュタイプなんですけど、最近は末の粘りも付いてきたと思う。1、2班に慣れるまで、これまで通り出し切る競走をしていきたい」。
 準決勝11Rは初日特選組の保科千春を番手に連れての競走。緊張感を力に変えて、これまで通り目一杯ペダルを踏み込むだけだ。

熊谷洋祐記者

2021年11月29日 21時29分

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