田口勇介が2班へ特別昇班 ~岐阜競輪場~

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田口勇介
ゴールデンキャップ獲得の実力はダテではなかった

 11月14日に最終日を迎えた岐阜FIIの11Rチャレンジ決勝で田口勇介(秋田・119期)が完全優勝を果たした。これで田口は、10月立川FII、11月松阪FIIミッドナイトに続く3場所連続の完全優勝で、11月15日付けでA級2班への特別昇級を決めた。3場所連続完全優勝でのA級2班特別昇班は119期生では13人目。

 岐阜の決勝は、119期の3人に、115期の卒業記念チャンプの山本修平(東京)が勝ち上がって細切れ戦に。前受けからそのまま踏み出した上遠野拓馬(宮城)、2番手から仕掛けた田口、後方から巻き返す牛田樹希斗(愛知)、さらに山本もがら空きとなったインをすくって上がってきて、最終2コーナーでは4車が並んでの踏み合い。予想以上の乱戦となったが、最終的に主導権を奪った山本を3コーナーでまくり切った田口が牛田の追撃を振り切った。

 在所順位は27位に止まり、ルーキーシリーズでも結果を出せなかった田口だが、本格デビューすると119期のゴールデンキャッパーの一人としての実力を発揮。卓越したダッシュ、スピードを生かしたタテ攻撃は破壊力満点で、繰り上がりながら12月佐世保でのレインボーカップ・チャレンジファイナルへの出場も予定されていたが、それを待たずして2班へと駆け上がった。

権田浩一記者

2021年11月14日 19時44分

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