佐藤啓斗がV狙うべく自力を決意 ~立川競輪場~

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佐藤啓斗
「自力の方が優勝の確率が高そう」と自力を決意
総力戦で狙うはVのみ

 立川競輪場で行われている『モーニング7』は17日(木)に最終日を迎える。

 最終レースの7レースではチャレンジ決勝が行われ、119期の活きのよい若手が3名進出。なかでも上遠野拓馬(宮城・119期)と佐藤啓斗(青森・119期)は同じ北日本地区、メンバーが出そろい並びには注目が集まった。まず上遠野が「以前、同期に付いたことはあったが、師匠から『同期だからって付ける必要があるのか』と言われた。今は同期には付けず自力でしっかりと動きたい」と自力を宣言。それを受けて佐藤が熟考、同じく勝ち上がった松本昌士(福島・92期)から「並んでくれた方が迷わなくて済むから」と番手を回る許可は下りたが、佐藤の決断は「別で自力でやります」と上遠野には付けず自力戦を選択した。それを受け松本が「同支部だから」と上遠野を選択。目標不在で悩んでいた水木裕聡(高知・96期)が、空くならと佐藤を選択したことでそれぞれラインができた。

 自力を決断した佐藤に経緯を聞くと「今回は初日、2日目と自力でやって連日タイムが良いし1着、1着できている。それなら変に番手を回るより自力でやった方が流れ良く勝てそうかなと考えた」と連日の競走に手応えを得たからこその決断と説明。「優勝はあるけど、自力らしい自力ではまだなくて。2場所前の豊橋の決勝では逃げたけど持たなかった。まくりでも追い込みでも何でもできるし、優勝狙うため、自力自在に臨みます」。総力戦で臨み2度目の完全Vを狙う。

角田祐馬記者

2022年3月16日 14時11分

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