S級初優勝の勢いのままに参戦

　川崎競輪ナイターF1が25日（水）に開幕する。予選メインの11Rには、4月別府でS級初優勝を飾った橋本優己（岐阜・117期）が登場。前検日には自信に満ち溢れた表情で検車場入りした。

　橋本は1月のＳ級昇級後に既に記念開催で善戦していたが、ここに来てF1戦で躍動した。4月別府決勝は、単騎の不利をはねのけて、好位から鋭いまくりをお見舞い。S級デビューから半年を待たずしてS級初優勝を決めた。
　「フレームとか、自転車の部品を変えたりして、自分でも手応えを感じています。フレームは別府から新車を使い始めました。いきなり結果が出たし、嬉しかったですね」
　好走はそれだけにとどまらない。続く5月松阪の準決では、青森G3を制した直後の河端朋之（岡山・95期）を不発に陥れて逃げ切り勝ちを決めた。
　「松阪の準決は、自分の中でも過去一のレース。初日特選の人たちを相手に逃げて勝てたのは自信になりましたね。一走、一走、強くなってるって自分で感じてます」
　まさに飛ぶ鳥を落とす勢い。「まだ点数を1、2点くらい上げたい」と、どん欲に高みを目指す若者が、今節も「優勝を狙って」風を切る。

• 選手詳細データ

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  橋本優己 選手岐阜・117期