一番人気に応えるシャープなまくりで前団を一蹴

　8月14日（日）に西武園競輪場で行われた第65回オールスター競輪のシリーズ5日目の1レースで橋本優己（岐阜・117期）がG1初勝利を挙げた。
　「スタートで前に出て、引いて緩んでいたらカマそうと思っていました。ピッチが上がればまくりでもって。林（大悟）さんがすんなり先行する形になればついて行って、モガき合いになるようなら見てからと思っていました。一番人気に推されていたのでびっくりでしたけど、応えられて良かったです」。
　今シリーズは記者推薦で選ばれてG1に初出場。一次予選２では皿屋豊－浅井康太の前で奮闘して見せ場を作っていた。3走目は後方からまくり上げるも届かず3着であったが、4走目にしてようやく勝利をつかみ取った。
　「皿屋さんや浅井さんと連係して色々と教えてもらい、アドバイスももらいました。実戦でしかわからないことがあると思うので、一つでも上のレースで走りたかった。110点のメンバーの中でも先行逃げ切りできる脚が欲しいですね。（シリーズ）2日目の犬伏さんのような。やっぱりF1戦とかとは赤板からのスピードが違うので。上では自分の得意なカマシ、まくりだけじゃ通用しないので」
　今年の初めからヤンググランプリ出場を目標に掲げている橋本優己。来月には地元地区で行われる共同通信社杯もある。今回得た経験を糧に自らをさらに高めていく。

• 選手詳細データ

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  橋本優己 選手岐阜・117期