力を取り戻す遠藤勝弥 ~取手競輪場~

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遠藤勝弥
ペダリングが向上し上昇気配。力を取り戻してもう一度S級に返り咲く
深谷知広から全てを取り入れる

 取手競輪場ではA級1、2班戦のモーニング開催が28日(木)から開幕。
 初日は2レースで5番手にいた遠藤勝弥(静岡・109期)がまくり、番手の中井達郎(静岡・74期)には差されて2着だったが何しろ表情が良い。
 「余裕があったし、詰まった所で力まず行けたし感じは良い」。続けて一昨年の11月に愛知から静岡に移籍してきたトップクラスで戦う深谷知広(96期)の存在が大きいと語る。「深谷さんたちと一緒に練習してきて、(深谷は)同級生だけど尊敬している。あれ位、力のある人だからプライベートのことも聞くくらい、まねしようと」。今期はS級点確保へも意欲を見せている。「逃げるだけなら誰でもできる。でも今期は力を出しつつレースをしていきたい。(現在は初日予選スタートが続いているが)まずは点数を上げていけば、初日は特選スタートになるし、S級点も見えてくる」。
 遠藤は昨年前期が初S級だったが、7月からはまたA級暮らしが続いている。ここで力を取り戻しS級入りが叶えば、深谷にもう一歩近づけるはずだ。

木村貴宏記者

2022年7月28日 15時27分

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