郡司浩平が連勝を阻止 ~名古屋競輪場~

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郡司浩平
準決は和田真久留との神奈川連係
愛車に手ごたえつかんで連勝で準決進出

 名古屋競輪場で開催されている「第38回共同通信社杯(G2)」は、9月17日に2日目が行われた。21連勝とS級連勝記録を更新し続けた脇本雄太が、二次予選Aで敗れる波乱があった。直線でのアクシデントも重なって脇本は6着。ダービー、オールスターに続くビッグ連続Vも断たれた。レースは太田竜馬が先行策。4番手確保から最終2センターで踏んだ郡司浩平(神奈川・99期・SS)が1着。3連単の配当は13万円を超えた。

 「僕がどうのっていうわけじゃない。ただ、いつかは超えてかなきゃいけない。それが二次予選だった」
 永遠に続くことはない。誰もがわかっていた脇本の連勝ストップを郡司がこう静かに振り返った。人気を背負うプレッシャーをわかっている郡司だからこそ、手放しで喜ぶことはなかった。
 「太田が(スタートを)我慢すれば、脇本さんが出るかなと。それで僕は、中団から押さえたラインに付いていってと。単騎の選手がいたんで、入れるかどうかっていうのは難しかった。けど、(太田ラインに)付いてきたのが(宿口陽一の)1車だったんで、落ち着いて4番手になりました。ちょうど僕が行きたいタイミングで宿口さんが行ったんで、行けなかった。あそこを行けてれば。距離を踏んでないんで評価はできないけど、感じは良かった」
 連勝のゴール。小田原記念から投入した新車は、これで5勝、2着4回、3着1回の着外なし。使い始めた小田原から好感触をつかんでいたが、セッティングを変えた2日目でそれを確かなものにした。
 「昨日(初日)が終わってからいじって、かなりの手ごたえを感じました。主にハンドルまわりですね。道中の余裕が足りなかったのが、今日はあった。いいところを感じてたフレームなんですけど、感じてた短所が今日は補えていた」
 頼れるパートナー、愛車の長所を最大限に引き出して迎える3日目の準決は、気心知れた同県の和田真久留とのタッグ。こだわりはなくても、まずは連勝を3に伸ばして、和田と2人で決勝に進みたい。

竹内祥郎記者

2022年9月17日 19時42分

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