今後に弾みをつける

　11月29日（火）、大宮競輪場で行われていたF1ガールズシリーズ2日目。12レースでは村上博幸（京都・86期）が1着となり、通算400勝を達成した。

　レースは初連係となった志田龍星がHSから仕掛けて主導権を握った。村上は番手でしっかり仕事をこなして貫禄差しを決めた。

　レース後のインタビューでは「今日は次男の誕生日だったので勝ちたい気持ちが強かった。400勝は嬉しいし自分が積み重ねてきたことの結果だけど、一番はラインのおかげだと思う」と過去を振り返り、周りへの感謝を語った。

　今後については「競輪が新しくなって勢力図も変わってきたので日々勉強。自分がしてきたことの経験を伝えることはできるけど、若い子も強くなっているし今後の近畿を引っ張っていく存在は自分じゃなくて若い子に任せたい」とこれからの競輪界を担う若い力にバトンを託し、自らはサポート役に徹する構え。

　落車の影響で長らく低迷していたが、近況は安定感抜群の走りを見せて復調気配。まだまだ近畿の名マーカーは健在で、グレード戦線での活躍が待ち望まれる。

• 選手詳細データ

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  村上博幸 選手京都・86期