小嶋敬二が800勝を振り返る! ~松戸競輪場~
800勝達成、そして来期はA級へ
12月8日(木)から松戸競輪場で開設72周年記念『燦燦ダイヤモンド・滝澤正光杯』GⅢが開幕する。10レースに登場する小嶋敬二(石川・74期)は先月の28日(月)に地元の富山で悲願の800勝を達成。前検日の共同会見で改めて節目を振り返った。
「前回が選手になって初めての予備で。経験がなかったからいろんな人に話を聞いて。そうしたら(前検日に)繰り上がって、それで今回(800勝が)あるかなと期待感があった。初日、松岡篤哉君の後ろで勝てるんじゃないかなと」と自身でも前検日から節目達成の予兆を感じ取っていた様子。
「1勝、1勝が長くて、、、。1勝なんてすぐにできると思ったけど、本当に長かった。初日だけ天気が良かったからそこで(800勝)できて良かった。前が失格で、2人落車で、最後は抜いたと思ったけど、抜けていなくて。前がいなくても勝てる感じがあっただけに、抜けなかったのは歳なのかなって」と800勝の勝ち星を挙げた小嶋でも最後の1勝は産みの苦しみを味わった。
「マークで1着なんて、俺か(競輪祭を優勝した時の)加倉ぐらいしかいない(笑)。これまで先行、まくりで勝ってきただけにマークで1着なのは印象深いし感慨深い。800勝は周りの期待があって、長くて、ファンも待ちわびていて、それでもなかなかできずにやっとできた感じ」。小嶋節を出しつつも、周りの期待があってこその1勝は自身の中に強く刻み込まれた。
「神山(雄一郎)さんが900勝(現在898勝)に近づいているから、どっちが先に900勝できるかなと(笑)。自分が900勝なんてできるわけがないと思っているけど、神山さんっていう目標がいるので。追いつきたいですね。そこを目標にしていいのは僕だけだと思うので。そこを目指して頑張りたい」と現役最多の勝ち星を挙げていて同年代のレジェンドの背中をまだまだ追い続ける。
来期はA級に降級が決まっているが、小嶋は新たなモチベーションをもって臨むつもりだ。「A級では大竹(慎吾・55期)さんの記録(52歳11カ月23日での特別昇級は最高齢記録。3場所連続完全優勝での特別昇級の最高齢記録2014年9月23日、49歳3カ月13日)を抜きたいですし。売り上げが良いミッドナイトやモーニングでA級の人たちが頑張っているのにA級を走らないのは失礼かなと。どこまで通用するのか、挑戦する価値があると思うから来期も頑張るつもりでいる」とA級を走る選手にリスペクトしつつ、最高齢記録への挑戦を誓ってくれた。
2022年12月7日 19時15分
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選手詳細データ
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小嶋敬二 選手石川・74期