伊藤裕貴がS級に特進! ~豊橋競輪場~

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伊藤裕貴
今期8Vと力の違いを見せつけて特進

 11月8日に開催最終日が行われた豊橋FI第11レース・A級決勝に出走した伊藤裕貴(三重・100期)が、同県の真鍋顕汰(三重・121期)の強烈なまくりをゴール前で差し切って優勝を飾った。この優勝で伊藤は10月松阪FIIナイター、久留米FIIミッドナイトに続き3場所連続での完全優勝を達成し、S級2班への特別昇級を決めた。

 決勝戦は、赤板前から後方の末廣快理(兵庫・121期)がゆっくりと上昇し、前受けの真鍋を押さえて先頭に立つ。真鍋は3番手に入ると、2コーナーから長田龍拳(静岡・117期)が一気に飛び出す。5番手になった真鍋は最終ホームで巻き返す。伊藤は口が空くも必死に真鍋を追いかける。2センターで追いついた伊藤は、直線で真鍋を捕らえて先頭でゴール。

 「(優勝した気持ちは)真鍋が強すぎて、ちょっとあんまりわかってないです。龍拳君は駆けたらすごい強いと思ってたんで作戦も考えてたんですけど、真鍋君も後方からすごい巻き返しだったんで良かったです。突っ張っても3番手に龍拳君が居るんで、厳しいと思って考えながらって感じでした。(真鍋は)付いたなかで今日が一番強かったです。(特進を)あまり意識はしてなかったんですけど、思ってない分ちょっとは(緊張も)あって、なかなか寝れなかったりもしたのでちょっと苦しかったです。応援どうもありがとうございました。またS級で頑張ります」

 14年後期より長らくS級で活躍していた伊藤は今期よりA級に降級。降級後は力の違いを見せつけて、今期8Vと優勝を量産した。この3場所は真鍋との同配分が続いており、毎度好連係を決めて白星を積み重ねて特進達成となった。

中田真弘記者

2023年11月8日 16時45分

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