布居大地が節目を達成 ~川崎競輪~

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布居大地
なぜか同期の100勝記念タオルを手に写真撮影に応じる
『絶対S級』の目標を掲げる

 川崎競輪F2ナイターは24日(土)に初日が行われた。A級1、2班予選8レースでは、布居大地(和歌山・111期)がまくって快勝。節目となる通算100勝を達成した。

 ラインの中井護とのセットが人気となっていた布居は、正攻法から6番手に下げ切ってからの巻き返し。鋭いまくりを決めて、中井とのワンツーで通算100勝を決めた。

 「(100勝を決められて)良かった。勝俣(亮)さんがぶん回してるのかなってぐらいジャンからペースが上がってた。なんとか出切れて良かったなってレベルでした。踏み出しとかは良かったんですけど、ジャンからのピッチがすごくてきつかった」

 『絶対S級』を目標に掲げる布居は、地道に脚力アップに努めている。もう一皮むければ、その目標も現実味を帯びてくるだろう。

 「体は動いているし、ちょっとずつ脚は上がってきていると思うんです。でも、今は自分達が本線で番組を組んでもらった時の組み立てが良くない。今まではずっと格上に食らい付いていくレースをやっていたし、自分が本線のレースでもそういう組み立てをしてしまってチグハグになっている。それで点数も86~87点で止まってるんですよね。不安はあるけど、今日みたいな(受けて立つ)レースをやっていかないとだめだなって。点数を上げて、S級に行けるように。(絶対S級と)言っているからには、(S級に)行かないと」

 めげない姿勢で上を目指す若者にとって、区切りの100勝は通過点に過ぎない。

熊谷洋祐記者

2024年2月24日 21時45分

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