佐藤一伸が通算300勝の節目を達成 ~奈良競輪場~

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佐藤一伸
「確かに良く伸びた」と強烈な追い込みで300勝目を飾った
思い出の1着は地元ダービーでGⅠ初勝利

 6月7日、第9回大阪・関西万博協賛競輪(GⅢ)の開催2日目が奈良競輪場で行われ、第6レースは佐藤一伸(福島・94期)が強烈な差し脚を披露して通算300勝の節目勝利を飾った。

 レースは小原丈一郎の先行を東矢圭吾がロングスパートでのみ込む。小原マークの佐藤は東矢の3番手の木村隆弘をさばくと、最終2センターから外に回して鋭い決め脚を発揮した。

「(300勝は)ようやくですね。リーチをかけてから長かったです。いつか、できればと思ってはいました。ホームで東矢君を止めるなり、瓜生君だったりにいければよかったけど、最悪3番手(木村隆弘)をさばいてと。脚は良かったので、確かに良く伸びた。アタマまで届くとは。(明日に向けて)決勝に乗れるように頑張ります」

 思い出の勝利の問いには「299勝目の地元ダービーでGI初勝利ですね。地元のGIで1着なんて最初で最後だったかもしれないですから」と今年の5月に行われたGⅠでの勝利をあげた。

 特別競輪でも連対ができるようになるほどパワーアップした要因は「1年前から飯野さんや飯野さんの弟子と一緒にいい練習ができていることが大きい」と充実した練習環境が整っていること。今後の活躍にも注目したい。


小山裕哉記者

2024年6月7日 13時28分

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