10月1日に開催最終日が行われた久留米FIIナイターの第12レース決勝に出走した宮崎大空（熊本・115期）が持ち味の快速まくりを決めて優勝を果たした。これで宮崎は9月弥彦FIIミッドナイト、佐世保FIIナイターに続き3場所連続での完全優勝を達成して10月2日付けでS級2班への特別昇班を果たした。
　決勝のレースは細切れ戦。徹底先行でならしている栗田万生がいつものようにホーム手前から先行し、単騎2人も栗田ラインを追う。だが、ライン3車の強みがあった宮崎は5番手でタイミングを窺うと、最終2コーナーからまくり発進。前団をぐいぐい飲み込んで優勝を果たした。
　前々期に失格が２回あったために今期は降級をした宮崎だが、前期のS級ではまくり兼備タテ脚を発揮して着をまとめていた。今年の熊本競輪場の再開や熊本の選手の活躍も励みに、A級では脚力の違いを見せ付け降級後2場所目の伊東FIIモーニングでまず優勝。そして９月から3場所連続完全優勝を果たして3カ月でS級返り咲きを果たしてみせた。

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  宮崎大空 選手熊本・115期