九州の団結で特別昇級

　12月25日に開催最終日が行われた名古屋FIの第11レース・A決勝に出走した橋本宇宙（佐賀・123期）が、福田要（宮崎・121期）の番手から自力に転じて別線を寄せつけず優勝を果たした。これで橋本は11月岐阜FII、12月小倉FIナイターに続き3場所連続での完全優勝を達成して12月26日付けでS級2班への特別昇級を決めた。

　レースは赤板で徹底先行の松下綾馬（岡山・121期）が押さえにいくが、福田要が突っ張るって出させない。そして、打鐘が鳴ると福田が意を決して先行する。飛ばす福田の前に隊列に動きはないまま最終ホームに突入。2コーナーから松下が勝負を仕掛けるが、後ろを警戒していた橋本が番手まくりで応戦。最後は3番手の上吹越俊一が詰め寄るも3/4車身の差で押し切った。

　23年4月にデビューするとまくりには頼らず徹底先行の競走で白星を量産。長く踏める脚力を養ってきた。兄は栃木に移籍した橋本瑠偉(113期)。S級で活躍している兄と同じ舞台で飛躍する日が遂に訪れた。　

• 選手詳細データ

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  橋本宇宙 選手佐賀・123期