今期はS級1班の点数も狙っていきたい

　立川競輪場では2日に初日のレースが行われており、第10レースでは橋本宇宙(佐賀・123期)が赤板で上昇し先制。治田知也(新潟・121期)が車を下げたのもあったが、
そのまま振り切って逃げ切り4車相手の東日本勢に対して勝利を決めた。

　「何とかしないと勝ち目はないし、行くしかなかった。治田さんが引いてくれたので少し流せた。それで踏み直すことができた」。
それでも4車を相手に逃げ切り、そして治田は日大の先輩。前検日は「治田さんは大学の時は力で及ばなかった」だけに、初日勝ったことは自信になるだろう。

　準決は西日本勢が一人。橋本は一人かもと驚いていたが、兄の瑠偉(113期)が栃木に移籍したことで、それもあるのか番手は磯田旭(栃木・96期)、
３番手も関東で内藤高裕(東京・96期)が付くことになり即席ラインでもラインは3車になった。
橋本は「どうにかしないと」と話すが、初日の競走も「何とかしないと」で勝利をつかんだだけにひょっとしたらの期待もある。

　橋本は昨年末にS級に特別昇級。着実に力を付け「今期初戦で１着が獲れた。S級1班の点を狙っていきたい」と目標を挙げる。
準決も力を出し切る競走で決勝進出があれば目標は大きく近づくはずだ。

• 選手詳細データ

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  橋本宇宙 選手佐賀・123期