「松戸で決められて良かった」

　12月8日、松戸競輪の第8Ｒで海老根恵太選手(千葉・86期)が1着となり、通算500勝を達成した。通算500勝は丸山啓一選手以来、通算71人目(男子では65人目)の記録となる。

　2001年8月にデビューした海老根は登録日から24年6カ月7日での達成となった。京王閣(09年)で行われた競輪グランプリを制したほか、ＧⅠを2勝(09年寛仁親王牌、10年競輪祭)するなど、トップクラスで活躍し数々の栄光を手にした。

　レースは前を任せた川越勇星が突っ張り先行。海老根は最終コーナーを番手絶好で回り抜け出した。節目の1勝を地元バンクで手にした海老根は「前で頑張ってくれた選手と、自力の時に後ろを固めてくれた選手に感謝です。松戸で決められて良かった」と、しみじみ語った。

　思い出の１勝は初めてＧⅠを優勝した09年寛仁親王牌(青森)で「あのレースが一番うれしかった。ＧＰの優勝はおまけみたいなもの」と、振り返った。

　今後の目標は「1個ずつ勝ち星を重ねて600勝まで行きたい。(来々期の)1班を取るのも目標。ダービーも出られれば」と語る。「競輪祭に出てＧⅠはいいなと思った。またＧⅠに出られるように頑張りたい」と意気込んだ。

• 選手詳細データ

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  海老根恵太 選手千葉・86期