思い入れ強いホームバンクで石井寛がV狙う ~京王閣競輪場~

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石井寛子
気持ちを入れ直し決勝へと臨む
完全優勝へ集中を研ぎ澄ます

 11月15日(火)、京王閣競輪場で行われているF1ガールズナイター『恩田繁雄杯&ムサシノ杯&スポニチ杯』は開催2日目。

 7レースでは京王閣をホームとする石井寛子(東京・104期)が初日に続いての1着。最終バックでアンコになるヒヤリとする場面がありながらも、巧みな自転車さばきで立て直すと外を鋭く追い込んで見せた。
 「ヒヤっとしました。危なかったし、終わってからも頭の中が真っ白で。(レース後の勝利者インタビューで)お客さんの前だったのに、全然まとまった答えができなかった」とさすがに焦りの色は隠せなかった。

 前検日からホーム戦への強い思いを話しており「京王閣は特別。ここと競輪祭、特別なレースが続く感じ。小倉の前にグランプリ出場を賞金額で決められたのはよかった」と、年末の大舞台出場を決定的とするだけの賞金を積み重ねてきただけに、今シリーズで結果を出すことに全神経を注ぐ。

 「短い距離で行こうと、いき過ぎたのがダメでした。勝ちを意識し過ぎてしまって。気合いを入れ直して、気持ちを作り直して決勝に臨みます」。

 勝負の決勝前にメンタル面の修正点が見つかっただけに、心身を整えてVコースを突き進む。

角田祐馬記者

2022年11月15日 20時00分

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