実力者同士の対決

　川崎競輪ミッドナイトF2ガールズは、3月15日（土）に最終日が行われる。ガールズケイリン決勝8レースは、石井寛子（東京・104期）と、小林優香（福岡・106期）の二強対決に注目が集まりそうだ。

　お互いに連勝を決めた石井と、小林。まず1レースをまくりで制した小林は「3、4歩目からの加速がイマイチかな。でも、出だしのところのスピードは良かったし問題ないです」と、一定の手応えを得た様子。ビッグレースでの戦いにも目を向けて、決勝に意気込んだ。

　「動き自体は良いと思うので、決勝も頑張りたいですね。しっかり一戦一戦の気持ちを持って走って、G1につなげていきたいです。10月くらいに新車を頼んだんですけど、まだそれが届いていなくて、G1までには届いてくれとは思っています。でも、今のフレームでもつかめることはあると思うので、しっかり走りたいです」

　石井は、納得のデキとはいかないようだが、そのなかで連勝を決めたのはさすがの一言。小林とは、昨年6度対戦して3勝。普通開催の決勝では1勝1敗の成績で、それも踏まえてこう話した。

　「頭ではレースの動きを把握できているし、ちゃんと考えた通りの展開に持っていけている。でも、それに体が付いてきてないような感じです。2日間とも同じ感じなので、うーんって感じちゃいますね。（小林）優香とは、去年の始めくらいに決勝で戦って勝てた。そこで勝つまでは、私が唯一全然勝てない相手だったんですよ。それが勝てて、そういう苦手意識みたいなものはなくなりました。良い着を取るにはどうしたらいいのかを、しっかり考えて走りたいです」

　小林は自力型として、石井は自在型として、両者の走りは円熟味を増す一方。一流同士の力と技術がぶつかり合う決勝は、ファン必見の一戦だ。

• 選手詳細データ

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  石井寛子 選手東京・104期