女王奪還した石井寛子がホームバンクに登場 ~京王閣競輪場~

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石井寛子
ホームバンクは譲れない
京王閣はグランプリを走るのと同じくらい大きい

 1月11日から京王閣競輪場で「ウィンチケットミッドナイト競輪」が行われる。今シリーズはガールズ2個、A級1、2班戦が7個レースが行われるが、注目は、なんといっても昨年末に2度目のガールズグランプリを制した地元の石井寛子だ。

 「毎年のルーティンで(グランプリ出走後は)すぐに次の年のことを考えているんです。一戦、一戦のくり返しですね。京王閣を走るということは大きいことですし、私にとっては、静岡のグランプリに続いて、今回が2回目のグランプリというつもりです」と昨年末は大仕事を成し遂げたが、すでに、今年の戦いに目を向けていた。

 立川競輪場で行われた優勝報告会でも語っていた通り、応援してくれたファンや、トレーナーなど、携わった人の力を原動力に石井は競走に臨んでいる。「今回は喜びの余韻が長かったんです。今回、その期間が長いのは『おめでとう』って言ってもらえるのが終わらなかったんです。(反響が)大きかったです。でも、それって、私だけではないから。みなさんのパワーが大きすぎて、応援してくれたすべての人が喜んでくれたらって思います。グランプリに出続けることがやりたいこと。優勝したいで終わりじゃなくて、今年は12回目の出場をって思っちゃう」

 京王閣競輪場とのバンク相性は抜群だ。19年5月は外国人選手との戦いに敗れてしまったが、21年の9月以降は破竹の21連勝で7開催連続で完全優勝中。それだけに、「めちゃくちゃ緊張しますし、あたたかく見守ってもらえれば」と語るが、「京王閣は練習でも入っているし、バンクの神様が見てくれている」という特別な場所。

 「ミッドナイトでお客さんがいないのは寂しいけど、映像、画像からパワーをもらえれば」と今年もファンの声援を力に変えてバンクを駆け抜ける。

小山裕哉記者

2025年1月10日 19時47分

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