「競輪として勝ち切れるように」

　立川競輪F2ガールズは、12月30日（月）に最終日が行われる。太田りゆ（埼玉・112期）は、危なげなく連勝でガールズ決勝戦9レースに勝ち進んだ。

　2日目は、「最悪の7番手」からのスタートだった。スタートを取って前々戦を展開した初日の組み立てにも驚かされたが、2日目は、後方から好位に追い上げての一撃。力任せのレースではなく、丁寧な組み立てで、連勝をつかみ取った。

　「熊谷（芽緯）さんの先行力を警戒していたので、熊谷さんが前を取っての7番手は最悪でした。リスクを取ってでも、追い上げた方がいいかなっていう判断でした。自分が飛ぶパターンは、何個も知っている。失敗するパターンを消していって、勝てる展開に持ち込みたいなと。お客さんのお金がかかっている勝負の場で、（戦い方を）試すっていうことはなしだと思っています。今回は長い距離を踏めるように練習してきたし、（初日のように）前を取ってそのまま逃がされても、押し切れるだけの自信はありました。そのなかで、これから先もいろんな展開に対応できるようにと思って走っていて。相手の（力の）クラスによって、戦い方を変えることはせずに、競輪として、勝ち切れるように走っています」

　競技者としてそうだったように、競輪選手としても、勝負を一切妥協しない。「今年の最後を良い形で締めくくりたい」。完璧な形で、2024年を締めくくろう。

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  太田りゆ 選手埼玉・112期