太田りゆが2強対決を制す ~久留米競輪場~

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太田りゆ
満面の笑みで写真撮影
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ゴール前の接戦を制した3番車・太田りゆ選手
世界で戦うスピードを披露

 久留米競輪場を舞台に第10回『国際自転車トラック競技支援競輪(G3)』ガールズ決勝が3月22日(日)に行われ、太田りゆ(埼玉・112期)が鋭いまくりで約1年4カ月ぶりの優勝を成し遂げた。

 レースは打鐘まで動きがなく、南円佳が打鐘4コーナーから仕掛けて主導権を奪うと、追った太田りゆが外併走の状態から2コーナーでまくり上げる。後位に入った林真奈美と脚を溜めて外を強襲してきた石井寛子との争いになったが、後続の追撃を許さずに真っ先にVゴールを駆け抜けた。
 
 「初手は(石井)寛子さんに後ろにこられるのがいやで出るのを遅らせたけど、結局はこられちゃいました。南ちゃんが連日、動いていたので、今日も動くのかなと。動いたので付いていったら、山口さんが飛び付く形になって(併走になり)どうしようかなと。2コーナーからだったら、初日、2日目の感覚だと戦えると思ったので必死にダッシュした。それで1着を取れなかったら、自分の弱さだし、寛子さんは胸を借りられる先輩なので差されても仕方ないと。ゴールした時は差されたなと思いましたね。林さんが後ろに入っていなかったら、寛子さんに差されていたかも。トラックで代表をやらせてもらっているので、国際自転車トラック競技支援競輪の冠がついたレースで勝てて良かった。それに寛子さんに勝ったのは色んな意味でも自信になりますから」
 
 と2018年11月の京王閣以来の優勝を噛みしめつつ、笑顔でレースを振り返った。

池端航一記者

2020年3月22日 16時52分

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