太田りゆが今年最終戦に挑む ~立川競輪~
激動の一年を振り返った
立川競輪F2ガールズが、12月28日(土)に開幕する。ガールズケイリン7レースには、太田りゆ(埼玉・112期)が出走。前検日のインタビューでは、激動の一年を振り返った。
2017年のデビューから、ナショナルチームに所属。その集大成が、パリ五輪だった。メダル獲得とはならなかったが、女子ケイリンでは9位の成績を収めて、日本人女子歴代最高成績をマーク。充実した、どこか誇らしげな表情で、今年を振り返った。
「パリをメインに活動して、本当に素晴らしい経験ができたと思います。なによりも、オリンピアンになることができて、本当に得ることも多かったです。結果として、メダルは獲れなかったけど、女子最高順位を取れましたし、本当に充実していました。デビューしてから、一番良い一年を過ごせました」
パリ五輪を節目に、競技活動からは引退。現在は伊豆に活動拠点を置いているが、来年の2月からは埼玉県に拠点を移す予定だという。ナショナルチームの、徹底したスケジュール管理からは離れるが、今度は競輪選手としての多忙な毎日が始まった。
「なかなか、まとまったトレーニングを積める期間がないっていうのは、本当に難しいです。そこは、どうしていくか、まだ探り探りの段階で。でも、今回の立川に関しては、大丈夫かなと。練習もしっかりできましたし、クリスマスも満喫してきました(笑)」
オールスターで競輪に復帰して以降、普通開催ではいまだ負けなし。圧倒的な成績を残していても、進化を止めることはない。来年のこの時期に、大舞台に立つために、今年の総決算を良い形で締めくくりたい。
「長い距離を踏めるような練習をやってきました。どこからでも仕掛けられるようにっていう意識を持って。今年はここで最後になるんで、終わり良ければ総て良しにしたい。来年の今ごろは、ここ(普通開催)にいないように。平塚にいられるようにしたい」
人生で一番濃密だった一年を、笑顔で終われるように。そして、来年を、さらに良い一年にするために。暮れの立川に、思いを込めて出走する。
2024年12月27日 16時00分
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選手詳細データ
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太田りゆ 選手埼玉・112期