寺崎浩平がS級デビュー戦で優勝 ~小田原競輪場~

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寺崎浩平
冷静に直線勝負で、村上義弘の追撃を退けてV
史上最速優勝記録を大幅に更新

 早期卒業者で、熱い注目を集める寺崎浩平(福井・117期)が、4月小田原FIでS級デビュー戦初優勝を飾った。前日(2日)の準決勝で3着に敗れて、連勝記録は19で途切れたが、1月16日のデビューから79日でのS級優勝は、坂井洋(栃木・115期)が昨年11月に達成した144日を大幅に塗り替える最速S級初優勝記録(昭和58年4月にS級が創設されて以降)となった。
 決勝は、4番手での周回から一旦、7番手まで下がるが、赤板で反撃を開始。2コーナーで先頭に立ったところを皿屋豊(三重・111期)に叩かれるも、皿屋マークの原真司(岐阜・86期)は離れていたため、最終ホームで番手にハマり込む。そのまま冷静に直線勝負に持ち込んで、村上義弘(京都・73期)とのゴール前の接戦を制した。
 「連勝記録は昨日(準決勝)で途切れてしまったんですけど、今日(決勝)は絶対に優勝するぞって気持ちで挑んだので素直に嬉しいです。(レースは)早めに仕掛けて前々で行こうと思っていました。ホームでカマされてしまったのは予想外だったんですけど、とりあえず勝てて嬉しいです。デビューから凄い注目して頂いて、それに見合う結果を今後も出し続けていければいいかなと思っています」
 初の追い込み勝ちとなったが、スーパールーキーの快進撃は止まらない。3月26日にS級特別昇級を果たしたばかりで、次走のあっせんは未定だが、早くその走りの続きが見たい。

権田浩一記者

2020年4月3日 17時58分

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