特選は古性優作が制す ~別府競輪場~

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古性優作
レース後は修正点を口にしながらも鋭いタテ脚を見せた
先手ラインの3番手確保から直線一気

 別府競輪開設70周年記念「オランダ王国友好杯」が12月3日に開幕した。菅田壱道(宮城・91期)、木暮安由(群馬・92期)、岩津裕介(岡山・87期)らが予選スタートになるほどのハイレベルなシリーズ。今年のグランプリ出場を決めているS級S班の松浦悠士(広島・98期)をはじめ、シリーズの点数上位9名による特選レースは予想通りのスピードレースになった。
 レースは打鐘前2コーナーで前に出た岩本俊介(千葉・94期)を打鐘過ぎ4コーナーから松浦がカマして主導権。このライン3番手に続いていた単騎の古性優作(大阪・100期)は直線で外に持ち出すと、合わせて抜け出す小倉竜二(徳島・77期)を鋭くとらえた。
 単騎での戦いだったとはいえ、しっかりと勝負権のある位置を確保するあたり、古性の動きはさすがだった。
 「バックで行ければ良かったけど。その場足踏みみたいになったので、そこは修正したい。今日はセッティングをいじって一体感がなかった。またセッティングをいじります」
 1着の結果に一喜一憂することなく、レース後は修正点や課題を口にした。2日目の二次予選は11Rに出場。地元の大塚健一郎(大分・82期)の前で再び変幻自在な走りを披露する。

音無剛記者

2020年12月3日 18時34分

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