連覇を目指す石井貴子
現在、最も勢いを感じる石井貴子のコレクション連覇に期待。3月高松大会は、壮絶な先行争いを制した児玉碧衣の後位をしっかり取り切って差し切り。石井らしい持ち味が出た一戦だった。この優勝を含め、9戦で8Ⅴ、準Ⅴ1回と今年に入っての走りはほぼパーフェクト。対戦のない小林優香を除いて、ガールズのトップクラスをなで斬りにしており、今回も流れに逆らわない自在戦で決める。
先行勝負に迷いない奥井迪にも力を発揮しやすいメンバーとなった。高松で主導権を争った児玉は4月防府の落車で不安な状態だし、高木真備も今回は不在だ。今年の着外はその高松のシンガリ負けだけと圧倒的なパワーを見せ付けているし、あと一歩で逃げ切り優勝だったガールズグランプリを思い起こせば、ガールズ特別競走初Ⅴへ条件は整ったか。
梶田舞、荒牧聖未の栃木勢からも目が離せない。女王・梶田は24連勝というガールズ連勝記録を更新した3月広島以降は本来の迫力を欠くが、修正可能な範囲。荒牧は先行回数を増やすなど組み立てがより積極的になっている点が魅力だ。
勝負強さはガールズ一の小林莉子。今年の3連対率100%とレース運びにはスキがない。約2年ぶりのコレクション参戦にテンション上がる長澤彩も一発怖い。