スピード優る中石湊
中石湊
次代の競輪界を担う若手による頂上決戦は、例年にも増して混戦ムードが漂うが、中石湊を本命視する。3月にS級に特進し、昇級後はF1で2度の優勝実績を誇る。また、初のビッグ出場となったオールスターでは2度の連対と健闘を見せた。ナショナルチーム仕込みのスピード、持久力とも素晴らしく、同世代の頂点を目指す。
西田優大
実績面で優るのは西田優大。7月小松島記念は単騎戦ながらも、豪快まくりで記念初制覇を飾った。普段は非凡な先行力を存分に発揮しており、同県の黒瀬浩太郎と連係するのか、自分で戦うのかは流動的だが、V候補の一角。
3車そろった関東勢は、125期ナンバーツーの森田一郎が中心。12月松戸でS級初優勝を飾り、状態面は上向き。篠田幸希、松崎広太も底力があって、軽視はできないだろう。
阿部英斗、梶原海斗の福岡コンビも侮れない。阿部はグレードレースでは苦戦続きも、大舞台での躍動は十分。梶原も底を脱した感があり、展開次第では浮上があってもいい。
栗山和樹は、5月奈良でS級初V後リズムを崩している。しかし総合力は高く、チャンスはありそうだ。