野村賢が完全Vを狙う ~京王閣競輪場~

決勝は同期の橋谷成海と小田恭介との3分戦
4月14日に京王閣競輪場でF2ミッドシリーズの2日目が開催された。4Rにはチャレンジ戦の準決勝が行われて、野村賢(山口・125期)と橋谷成海の徹底先行のルーキーがぶつかる好カードとなった。レースは野村が最内枠を生かして前受けから進めて、赤板で上昇した橋谷を突っ張る。そのまま野村がライン4車を生かして先行態勢に入るかと思われたが、橋谷が打鐘2センターから一気にカマして最終ホームで野村を叩き切る。橋谷の番手が離れたことで、番手にハマった野村が詰める勢いで2コーナーまくりを敢行。逃げる橋谷もいい粘りを見せるが最後は野村が1車身差をつけて押し切った。
「本当は全ツッパと思って、2センターぐらいからケツを上げてホームで加速すればと思っていたんですけど、風もあってか全くカカらなかった。勝てたけどまだまだですね。(同日の青森決勝で、練習仲間でもある取鳥雄吾が優勝し)アップの途中で見たんですけど、やっぱり力強いですね。自分も早く同じ舞台に立てるようにならないと。来期は(A級1、2班に)上がれるし、今は特進とかは意識していないです。とにかく他力にはならないように心掛けています。決勝もラインが3車になるし、自分がやれることをやります」
本来の力を考えれば、いまだにチャレンジにいるのが不思議なくらいの素質を秘めている逸材。決勝は橋谷や小田恭介といった同期をはじめタテ型が揃い激戦模様となるが、ポテンシャルの高さで突破して完全Vをつかみ取る。
2025年4月15日 00時49分
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選手詳細データ
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野村賢 選手山口・125期