市田龍生都が連続完全V達成! ~立川競輪~

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市田龍生都
次節で特別昇班を決める!
次走の函館F2で特班に挑戦

 立川競輪F2最終日は、3月30日(日)最終日が開催。チャレンジ決勝戦8レースは、早期卒業生の市田龍生都が、別線を蹴散らして完全V。2場所連続の完全Vを決めた。

 後ろ攻めとなった市田は、赤板で一旦上昇する素振りを見せて、誘導が退避したのを確認するとサッと後退。5番手からの巻き返しを狙って、前との間合いをじっくり計る。打鐘4コーナーからペースが上がり、最終1センターから詰めて行った市田は怒涛の加速を見せる。バック手前から、2番手の齊藤英伊須が番手まくりに出るが、市田はその上を豪快にまくり上げる。3コーナーで半車身前に出て、抵抗する齊藤を力づくてねじ伏せると、直線では後ろを突き放してゴールした。検車場に引き揚げてきた市田は、安堵の表情を浮かべてレースを振り返った。

 「昨日の夜からドッキドキでした。(優勝できて)良かったです。隊列は自分の一番理想的な形でした。赤板で誰も動かなかったし、焦って動いたけど、すぐに誘導が退避してくれたので(5番手に)戻って。1車身ぐらい間合いを保って、岩元(叶馬)君にしろ、齊藤君にしろ、どっちかはペースを上げるんで、行ける所で行けるように(フォームを)固めていました。この形なら、一番勝てる可能性が高いのはまくりだなと。今日は、全開の踏み出しでした。全身の力をためて、渾身の一歩目をと思ったけど、若干フレームが負けていたかな。調子的には、前回の岐阜の方が良かったかなと思うけど、パワーは出ている証拠だと思う」

 この後は、4月20日から21日にかけて香港で行われる、自転車競技の国際大会に出場予定。競輪は、4月25日からの函館F2を予定している。ナショナルチームの活動にも注力しながらも、次節での特班を目指す。

 「ちゃんと、次で特班できるように頑張りたい。目の前の競走一本、一本に集中していきます」

 大きな期待を背負うスーパールーキーが、連勝街道を歩み始めた。

熊谷洋祐記者

2025年3月30日 15時10分

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