山口拳矢がバンクレコードを更新 ~福井競輪場~
吉岡稔真氏の記録を塗り替えた
11月19日に行われた福井競輪F1S級準決勝8Rにおいて、山口拳矢選手(岐阜・117期)が上がりタイム10秒6を記録し、吉岡稔真氏が持つ10秒7のバンクレコードを更新した。
レースは、前受けの山口が別線の上昇を受けて中団3番手まで下げる。追い上げた伊藤信(大阪・92期)と中団内で併走になるが、伊藤が打鐘過ぎ4コーナーで仕掛けた動きに山口はすかさず切り替える。最終2コーナーから仕掛けてブロックを乗り越えた山口は、見る見るうちに加速していき最終バック過ぎに先頭に躍り出る。そのままゴール線まで一切スピードが落ちず、上がりタイムは驚異の10秒6。28年振りに福井競輪場のバンクレコードを塗り替えた。
山口はグランプリ二冠を誇る山口幸二氏の次男で、今年7月にデビューした117期の超新星。18連勝でS級に特進し、落車した10月大垣決勝以外は未だに確定板を外していない。ポテンシャルの高さはもはや言うまでもないが、新時代のスター候補が競輪界に一つ名前を刻んだことになる。
2020年11月19日 15時08分
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選手詳細データ
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山口拳矢 選手岐阜・117期