決勝の関東は別線勝負に ~宇都宮競輪場~

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宿口陽一
自力でしっかり見せ場は作る
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神山雄一郎
地元で大記録達成に挑戦
G3通算100Vを狙う神山雄一郎

 宇都宮競輪場を舞台に開催されている第12回国際自転車トラック競技支援競輪(G3)は3月20日に2日目が行われた。男女ともに決勝メンバーが出そろい、21日の最終日ファイナルでシリーズの頂点を決める。8レースのガールズケイリン決勝戦はともに連勝で勝ち上がった石井寛子(東京・104期)、太田美穂(三重・112期)の対決に注目が集まる。12レースのS級決勝戦の並びは以下の通り。

⑨小川真太郎(徳島・107期)-②柏野智典(岡山・88期)

①宿口陽一(埼玉・91期)-⑧神山雄一郎(栃木・61期)

⑦佐々木悠葵(群馬・115期)-⑤杉森輝大(茨城・103期)

③竹内雄作(岐阜・99期)-④渡部幸訓(福島・89期)

⑥新田康仁(静岡・74期)

 4人勝ち上がった関東勢は別線勝負になった。その経緯を宿口陽一が説明する。
 「別でやることになりました。並ぶと神山さんが4番手になってしまうし、僕が佐々木君の番手を主張することになってしまう。神山さんがシリーズの流れもあるから準決勝の並びでいこうと、話をまとめてくれました。神山さんのG3100Vに貢献できるように頑張ります」
 準決勝同様、尊敬する神山の前で持てる力をすべて出し切る。

 地元の大スター神山雄一郎は準決勝3着で優出。安堵の表情を浮かべる。
 「最高ですね。最後、差し込める感じじゃなくて、キツかった。僕の3着でお客さんが喜んでくれたので、うれしかった。状態は全然いいです。いいから3着に入れた感じです。準決勝は宿口に連れて行ってもらったし、(関東は)自力型も2人いるので、今シリーズの流れで別れたほうがいいんじゃないかと話しました。決勝は気楽に走ります」
 ファンの声援を後押しに、G3通算100Vを地元で達成できるか。

笠原裕明記者

2021年3月20日 19時20分

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