武田豊樹が新たなスタイルで関東を支える ~大宮競輪場~

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武田豊樹
直線の長い大宮バンク。3番手でも突き抜けるシーンも十分だ。
再びの強襲劇なるか

 大宮競輪場で行われているF1ガールズシリーズは4月4日(日)に最終日を迎える。
 武田豊樹(88期・茨城)は前回の川崎に続いて決勝に進出。関東は地元の森田優弥、久木原洋が勝ち上がり並びに注目が集まった。武田は地元ラインを尊重。森田ー久木原の後ろを回る選択を決断した。
 「自力を出すというのは今後ないですね。出さなければいけないレースの時には、もちろん自力を出しますが。ここは大宮で関東の場所。そこで地元がいるなら別でやるということはないですね」と、自力選手として輝かしい実績を残し関東をけん引してきたが、新たなスタイルで関東を盛り立てていくことを宣言。
 準決では目標の眞杉匠が不発となる窮地にも、冷静な対応で外のコースを突き抜けて、久々に勝ち上がり戦での白星を手にしたように存在感は放っている。
 決勝は北日本3車を率いる大槻寛徳が、森田の番手勝負に出ることで波乱含みに。
 「混戦になったら3番手でも勝負権はあると思うので、そういう技量を磨いていかないといけないですから」と、大舞台での経験で研ぎ澄まされた勝負勘で、2018年3月のウィナーズカップ以来の優勝を狙う。

角田祐馬記者

2021年4月3日 18時30分

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