新年初勝利で節目を飾る

　1月14日に大垣競輪場で行われたF1シリーズの初日6Rで、武田豊樹（茨城・88期）が通算500勝を達成した。500勝達成は表彰規程改正後以降、通算60人目（男子選手では56人目）。男子では昨年8月17日に山崎芳仁が達成して以来の記録となる。

　レースは後ろ攻めとなった神田龍が赤板前から上昇し、前受けした関東勢を切って、その上を安藤直希が押さえる。打鐘前から後方となった片折亮太が仕掛けを開始するも、それに合わせて安藤が踏み込み先行態勢に入る。安藤に合された片折だが、踏み遅れた神田の隙を逃さず中団を確保。そのまま前団のカカリを見極めた片折は最終2コーナーから一気にスパートを開始。伊代野貴照のけん制を乗り越えると、最後は番手を回っていた武田が最終4コーナーから一気に踏み込み先頭でゴール線を駆け抜けた。

　2003年7月に競輪選手としてデビューすると一気にスターダムを駆け上がり、GI通算7Vという輝かしい実績を残してきた。御年51歳となった現在もS級1班に在籍し、第一線で奮闘するレジェンドのあくなき挑戦はまだ終わらない。

• 選手詳細データ

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  武田豊樹 選手茨城・88期